paとの話

id:pure-appleのとこに書いたこと。
 ちなみに彼は夏休みに映画だけ観て、鉛筆の持ち方を忘れてしまい、震える手で東大模試を受けて全一を取ったような人ですが、無限に謙虚です。

 確かにメインルートで抜群の成果が出せるお前の場合は、余計な圧力になるかもしれないが……w
 自分の持つ「交換可能な価値」を商品として売ることで、今の社会は生きていくわけで。確かに京都の受注専門老舗のように店に商品を陳列しないで生きることはできるし、顔見知りへの卸売だけで食ってくこともできるんだろうけどね。
 広告を出して、スポンサーをつけて、商品を飾って、呼び声を上げて、資本を蓄えたらもっと大きな通りに店を出す。客のクレームを受けて、商品の質を高め、どんどん高値を付けてもらう。そんな生き方が今の「社会人」なんじゃないかと思うよ。僕がやろうとしてもがいているのもそういう生き方だ。
 けど、結局評価されてるのは「商品」なんだよねぇ。作って売ってる主体である「僕」じゃない。僕という商品を売ろうとしている。多分、すでに僕自身と「商品としての僕」は結構乖離している。高校生の頃よりは、少なくともね。
「自分自身」が評価されることなんて、冷たく見ればありえないんだけど、人間どうしてもそういう認められた感覚を渇望しているわけ。ちなみに僕が知る限りの友人で、paよりこの部分で長けてる人はいない(ビジネス的な語用になってるけど、心底思う)
 大学や世間とやらでは、コミュ力の中でもアピール力がやたらと大きな比重を占めてしまうけど、ぶっちゃけ関係作ってその後はアピールあんま意味ないと思うよ。paが自分をどう分析してるかは知らないけど――書いてる限りだと、「長所があまり見えず」「コミュ力が高くない」とでも思ってる?――コミュ力が狭義すぎると思うねぇ。前も言ったようにサシのシリアス談義なら無敵だしさ、paのスタイルが一点集中型なんじゃないかと思ってるんだけど。

 まぁフィードバックが多い方が、商品の向上を図る機会が増えるのは間違いないから、発信力の高い人、的確な発言ができる人(ビジネスライクな意味だけじゃなく)の間で生きてく方が、面白いし、ちょっとわかりやすく幸せな方向に行けるかもね、とは思う。