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「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

 6巻まで読んだんだから、せっかくだから読みたいものだ。おおかたネタは知ってるが……w
 今年中に最低一冊英語の原書に手をつけたいんだけど、これかダビンチ・コードということにしようかな

 アニメ化するならヴォルデモートは若本さんですよね!「アァァァヴァダケダァァァァブルァァァァァァ!!!!」って感じで。まぁ別に誰でもいいから若本闇魔法使いは是非。


 以下、ネタが途切れるまでガーッと思いつく続編案を並びたてます。ネタバレワードあるんで閉じときます


 オチは19年後、ということでハリーたちの子供がホグワーツに行くシーンとのこと。てことは舞台は23年後。西暦でいえば2021年だな。FF4続編のように子供世代で展開することになるのか
 ついさっき雑談の中で出てきたのは、「マグルに魔法界が完全にバレたらどうなるか」というパロディ。まぁそんなスケールの話が描くには自分は知識と力量不足な気がしますが

 ハリポタの魔法ってMP消費してないのが何となく腹立たしい(超ローコストでアバダケダブラ連射するなっての。終盤のドラゴンボールか)ので、その辺の制限を加わった話になってほしいということで、魔力制限された場面で魔法使いたちが現代科学にどう立ち向かうか?ってな感じで。アバケダを乱射しない頭脳的戦闘。多分俺には書けんぞw

 多分魔法界の隠匿は石ころ帽子と同じく「意識させない魔法」か何かでやってるんでしょう。ありがちですね。何らかの形で魔力が著しく制限され、それを封じられ全世界にホグワーツなりの存在がバレる。取材陣殺到!などなど

 妥当な展開であれば、「魔法界が現実世界を操っている」なりの陰謀論で、民衆レベルで世界的な『魔女狩り』が勃発。魔法とあまり関係の無い国(アメリカなど)を中心に、魔法界と関わりの深い国々(イギリスなど)を断罪しようという動き。ぶっちゃけ世界のマグル指導者にとって魔法界の存在は黙認事項なんだろうけど、民衆の強烈な突き上げ+弱まったこの際よくわからん権力は叩いてしまえ!なんて発想で、ほぼ全面的に敵対。悪魔の徒を蹴散らせ!これは聖戦である!なんて感じ。アンデルセン神父とか出てきそうだな

 多くの魔法使いとその係累(ハーたんの両親とかね)が為すすべなく火あぶられたりして狩られていく中、生き残った連中が『生ける伝説』ハリー・ポッター(42歳ぐらい。厄年)を中心に結束。マグルとの折り合いを模索しながら、魔法界そのものを葬り去ろうと画策している何者かを探し出し打ち滅ぼす、なんてミッションになるのかな

 で、恒例の仲間割れ。両親殺されマグル憎しのハーたん(42歳……か。無常だ)vs非戦派ポッター。崩壊寸前の同盟。それがハリーたちの次世代(多分15歳くらい)の活躍で次第にまとまっていく、というような展開が王道か。しかし政治的に無力でハリーみたいに運命づけられてもいない、次世代の使い方はなかなか難しい。続編であれば当然ハリーの子供の世代が主役になって然るべきか。子供の性格は詳細まで詰められていないようだから、ある程度書き手の都合のいいように改変できる。物語が自然に展開するために、この要素は重要なわけで。子供らが全体のストーリーをしっかり支える行動を起こす、その根拠になりうる性格を上手く誘導していく必要がある

 定石な死亡フラグとして、ダーズリー家を救おうとしたハリーがダドリーあたりにやられてしまう、なんて展開を夢想。彼の死がマグルとの勝ち目のない玉砕闘争の契機、で、これが次世代の一途な活躍で避けられ、悪者が退治されてハッピーエンド、となれば比較的わかりやすい、銀幕に耐えるぐらい単純なシナリオになるかもしれない

 問題は黒幕が誰なのか。ヴォルデモートの後継者とか言い出すとジャンプ的展開。魔法界という共通の敵を作ることで、マグル同士を団結させる……みたいな発想は定石。パロディである以上、原作や現実と無関係な位置に設定もできない。表の魔法使い勢力を根こそぎにすることで、魔法界・マグル界ともども支配しようと悪だくみしてる勢力、そんなところだろうか?(政治陰謀系の作品にもっと手を出さないと、リアリティある設定ができないな。精進精進)

 魔力制限については相当厳しくすべきか。歴戦の強者以外はマトモに使えなくなるぐらいの制限でいい。アバケダは命がけの大技にしないと割が合わないわ。ただ2021年の軍事兵器は多分魔法レベルの進歩だろうな。攻殻機動隊の兵器(思考戦車など)ぐらいのイメージにするとして、そいつらを「上手いこと工夫すれば倒せる」ぐらいの制限でないといけない。制限しすぎて命がけ攻撃連発!の安物ジャンプみたいになると困る。そして裏方勢力が仕掛けている(ということにしておく)魔法制限の仕組みと、その機構の隙。そこを上手く設定して、大局的な逆転のシナリオを作らないといけない

 42歳のハリーたちの立場、性格、関係の変化などのリアリティも期待されるところなんだろう。ある程度わかりあえなくなってて湿ってる方が、次世代との対比として綺麗だろうな。というか『生ける伝説』ハリー・ポッターがどういう中年になっているか……考えるのは結構面白い。といってもまだ自分のイメージが貧困だが

 次世代同士の関係性は、昔のハリーたちのような雰囲気にするのが構造上綺麗だろうけど、まぁアクセントを加えるべきだろうな。それぞれの性格の違い、マルフォイの子供との関係、ホグワーツの環境の変化etc……23年の歳月を十分に感じさせるだけの緻密な背景設定が要求されるんだろう。高校生には荷が重過ぎるぜ!

 ハリポタのバックグラウンド、世界観を深く理解して、かつ国際政治のパワーバランス、外交上の駆け引き等に詳しくないとなかなか書けないな。とりあえず魔法省と表の世界の関わり方を十分に考える。各国それぞれに魔法省があるようだし、どう連携するのか、どこがどのぐらいの規模なのか、それぞれの大まかな利害などなど云々かんぬん。ちょくちょくWikipediaで世界観を調べていると、実は作者が無駄に大風呂敷広げてるので若干面倒かも。各国に魔法使いが何人いるのか、人口比はどうか、活動率はどうか。まぁどうせイギリスと他の魔法学校がある国以外は、大したことない、という風にできるだろう。設定上、かなりの国にクィディッチチームがあったりするが

 まぁ大風呂敷を広げようと思えば、いくらでも広げられそうだね、ってことでとりあえず打ち止め