グリーン・デスティニーって言うとザクが脳裏に
グリーン・デスティニー コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 発売日: 2004/08/04
- メディア: DVD
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グラフィックとヨーヨーマの上品でよくマッチしたBGMは流石にいいもの。チェロのエキゾチックな厚い響きはとてもしっくり合っていたと思う
ワイヤーアクションは非常に目玉として押されていただけに、出来栄えは、よかったのだろう。ただまぁ、アニメやゲームの格闘戦に慣れている側としては、ワイヤーはなんか笑ってしまうw清朝の中国はどうやら重力が小さかったようだwアクションも「マトリックス」のユエン・ウーピン。ワイヤーアクションにリアリティを求めるか否かかな。「マトリックス」はアクションを許すだけの設定を作っておいてくれたので、ネオやスミスがどんな動きをしてもすんなり見れるが、どうしても笑ってしまうw漫画かwとはいえ気合は入ってるし、セット、グラフィックも相当クオリティ高い
しかし何せストーリーがキングクリムゾン*1でポルナレフ*2
俺はぶっちゃけ恋愛が分からない(この映画もアクションものと思って借りたのだが。実はストーリーの主眼は悲恋)のであるが、そこを差し引いても、チャン・ツィーの行動が理解不能。向こう見ずとかそういう次元じゃない。富豪の娘という設定なのに、やってることからをどっからどうみてもそう見えない。てか「何とか自由に生きたい」ってそんなことばかりで、立場に対して葛藤が全くない
旅の途中、馬車を襲撃した盗賊の頭領に突っかかり、大切な宝物の櫛を取られたからといってそいつが逃げても追っかけて、単身盗賊のアジトまで行って、家来と格闘し、頭領ともいい仲になるような石川五ェ門級のソードマスターに対して共感できなかったのは、俺の感性が未熟だからなのだろうか……
奥義書、師の仇など、因縁は多々織り交ぜてあるのだが、その師が全く登場せず人格もよくわからんため、主人公の恨みが実感できない。スタッフロールを見る限り脚本は4人いたのだが、文殊の知恵とはいかなかった感じがするぞ
なんだろ、ストーリーが無いっても『コマンドー』とかみたいに単純明快だったらまだ見やすかったのかなぁ。やけにしっとりしたものを描いて、ストーリーでも勝負しようという雰囲気だっただけに、ストーリーはすっ飛んでるのにアクションとかが挟んで間延びして見えるというようなどっちつかずの状況に陥った感じがせんでもない。描きたかったものは何となく分からんでもないんだけど……
『戦場に架ける橋』に期待せざるを得ない!
さて、いい映画なのかもしれないので、世間様のレビューで褒めてるポイントでも
ストーリーは中国古典ロマンが息づいてます。
説教くさくまとまらないで、ユンファ演じる主人公に相反するチャン・ツー・イー演じる女性が破天荒なのが魅力。ヨー・ヨー・マの音楽もあいまって、アクションをアートに昇格させた美しい映画。
名剣グリーン・デスティニーがひとつの象徴になっている。
ユンファにとっては任侠の重い人生の象徴。
捨てたいのだが、足かせになる重いモノ。ツー・イーにとってはその名剣が名門の家から逃れる自由への象徴。
・・・のようにわたしには感じられ、面白かった。
破天荒とか無鉄砲というか、スター取ったマリオぐらい爆走してます
ワイヤーアクションの不自然さをカバーするくらい、純愛に泣けます。
そんな細かいことに文句つける人は、きっと人も表面的にしか見ていなくて、
魂と魂が共鳴しあうような本当の大恋愛をしたことがないのでは?
本当に愛し合うカップルの姿が2通り垣間見れ、すごく感動的です
ある意味、この映画はアクション映画であり、恋愛映画であり、
人生哲学映画であり、友情映画であり、深いです。
音楽も素晴らしい。
そのとおり!Cherryですよ。大恋愛したら分かるんですかね、この作品
言わずと知れたワイヤーアクションの記念碑的作品です。
遅ればせながらようやく観る機会を得ました。ワイヤーを多用したアクションついては
十年近く経った今見ると生硬さが目立ち、
そこまででもない感触を受けましたが、
何よりデビュー間もない章子怡の溌剌たる魅力が炸裂した作品です。クレジットでは周潤發と楊紫瓊が上に来ていますが、
この映画のヒロインは間違いなく章子怡です。強気で向こう見ずに振る舞いつつも、
お嬢様育ち故の甘さ、若さ故の愚かさから自他に災厄をもたらし、
やがて取り返しのつかない悲劇を招く悲しいヒロインを
彼女はみずみずしい表情で体現しています。相手役を務めた張震も馬賊の青年にふさわしい精悍な風貌で、
馬も颯爽と乗りこなしていました。
しかし、純粋に演技として観ると、
台詞の異常な程の棒読みさ加減が目に付きました。
率直に言って彼が台詞を発する度に画面から浮いてしまい、
何とかならなかったのかと思いました。若い二人の恋愛そのものが剣を巡る本筋には直接関わりが無いのに、
やたらと長くかつ詳細に描かれる為、
まるでこの二人の悲恋を描くのが映画の主題であるかの様な錯覚を中盤で与え、
物語の軸にぶれが見られます。また、この二人の描写に比重を置きすぎた為に、
本来の主役である老成した男女を描く場面が相対的に酷く少なくなり、
映画としてのバランスを大きく欠いています。
個人的な感慨としても、プラトニックな愛を守り続けてきた大人の二人をもっと丁寧に描いて欲しかったです。前述した様に、この作品は章子怡の若さ溢れる魅力が目玉ですが、
楊紫瓊の凛とした気品ある美しさも
画面を引き締める重要なアクセントとなっており、
個人的には後者により惹かれました。
精悍だが未熟な張震と重厚で円熟した周潤發についても
同様の感想を持ちました。しかしながら、そうした欠点を差し引いても
ラスト数分の哀切さと余韻深さには一見の価値があり、傑作の名に恥じません。
ここ数年でワイヤーアクションの技術は相当進化したということを、失念していたところはあったかな。10年前のものとしてはレベル高いのかな
プラトニック・ラブを守り続けてきた大人の二人、なるほど。まだまだ見る目が甘いなぁ……
「『起こったこと』だけに目を向けるのではなく、『起こってしかるべきなのに起こらなかったこと』に目を向けるんだ」みたいなことが、今日読んだ内田樹の『街場の中国論』に書いてありました。確かに「見えるべきはずの大人の純愛に、自分の注意が向いていない」という事実、それがなかなか本質的だな。こういうことが分かってこその評論なんだろうなぁ。うーん、未熟
まぁ少し心を落ち着かせてみて思うに、完全にチャン・ツィーの個人技にやられたって感じですね。ここにほぼ共感できなかったというとこで、この映画に肯定的印象を持てる可能性が大分失われた気がします