イヤッフゥゥ

ここ2週間でサイコーに眠くて、マトモに目が開いていた授業がほとんどなかった。ωの前半も寝てしまうとは。何やってんだ
海猿のリスニングを寝てて聞き逃した時は「あー、俺死んだ方がええなー」と思ったもんです

12時半に授業が終わったものの、演劇をやるでもなく、清流を走るでもなく、勉強をするノリでもなかったため、生徒会室で弁当食べた後、50分ぐらい教頭に文化大革命時代の思い出について話してもらいました
いつのまにか情報統制の強い中国からいかに多面的な情報を仕入れるかという話になっていったのですが。いや、でもとても面白かった。中国についてすごく情報ネットワークを維持してらっしゃる感じ

ハリウッドでない社会派映画みたいな話にもなり、色々聞いてみたりしているうちに、映画が見たくなり、TSUTAYAのDVDも折よく半額だったので、「マイノリティ・リポート」「戦場にかける橋」「グリーン・デスティニー」を借りてきました。短縮授業の有効利用法としては面白いか?(勉強しないといけないんですが、それよりも読書等文化的行動がしたくなっている今日この頃です)


75点。何がスピルバーグらしいかって聞かれると困るけど、なんかスピルバーグ的でした
最近見た近未来モノって「アイロボット」とかだったかな?アレよりは設定からして面白い
「超能力による完全な殺人予防」というのがテーマ。主人公は殺人予防課の捜査官、あるとき自分が「36時間後に貴様は殺人するぜ!」と予言されてしまう!さぁどうするトム・クルーズ!という感じ。主人公の名前が「アンダーソン」なのがどことなくマトリックス
世界観設定は結構面白い。どこにでもかしこにでも網膜センサーがついていて、それぞれの情報が管理されている社会。「処理は機械がやって人間は介入しないからプライバシーとかは大丈夫なんだよ!」とGoogleチックなこといっても、きっちり個人情報は警察権力に利用されているわけで。犯罪できねーなぁ
服屋に行けばホログラムのお姉さんが「アンダーソンさんいらっしゃい!先日のタンクトップはいかがでしたか!本日はこんなものが……」なんて声をかけてくれたり。インターネット上では今でも結構ある「レコメンデーション」が現実でも行われている
デュエルディスクみたいな3D映像とかもどこにもかしこにもあるし、バーチャルリアリティも娯楽サービスとして実現済み。首都高は垂直に作られてる部分もあり、車もそれに合わせて改良されてる。そんなハイテクなおよそ2050年だけど、相変わらずmodernなスラムや自動車、地下鉄とエスカレーターなども残っているあたりが不思議。新聞広告さえ動画になってる時代なのにwまぁその辺はジョーク
ストーリーとしては冒頭〜クライマックスはテンポもよくて上々。ただクライマックス辺りからストーリーが複雑になっていく。そしてオチまでがやけに長い。仕組まれた陰謀自体はなかなか全貌が見えにくくていいのだが、ヒントが出た段階でちょくちょく読めてしまうため、「おおっ!」という驚きは少ない。黒幕の処理もゴタゴタと間延びした感があったか


話の軸は「運命は変えられないのか?」という普遍的な問いかけ。それをSF仕立てにして膨らませている。この映画で示された答えはネタバレに通ずるから無視するとして、思考実験の素材として結構いい。2時間ちょい充実していたとはいえる