阪神らしさMAX

阪神 7-4 巨人
甲子園・逆転勝ち・リリーフ連打・高橋光と桧山・シングルヒットのみ11安打・詰まりながら点を取るなど、阪神の味が随所に見れた好試合
久保田は相変わらずの変化球ノーコンを見せ付けたが、なんとか無失点
今日のジェフはベスト。コントロールがよく、速球も150kmを連発。小笠原を豪快に曲がるスライダーで三振。ラミちゃんを執拗なインハイ攻めでKOして三凡。ジェフの鬼速球みたいにインハイを強烈に突ける球があれば、ラミを抑えられそうな気はするんだが。並のピッチャーではどこ投げても無理だな
藤川は谷にスコーンと打たれ(敵の盛り上がりに水を差す地味プレーが谷の持ち味な気がしてきた)三凡こそならなかったものの、低めのストレートが冴え渡って球速こそ出ないものの空振り取りまくり。変化球も効果的に効いていた。あと一球と盛り上がりまくったところでの変化球を見せて、最後は待ちに待った芸術的な高めストレートで坂本を三振でフィニッシュ。矢野の空気を読んだ配球の妙か。最後まで冷静だなぁ、さすが不惑
fujioKは阪神野球に個性がないと言っていたが、個人的には今の阪神の野球に色はあると思う。チーム全体のキャラ立ちとして言うなら球界一のリリーフ天国だし。藤川の登板が見れるなら阪神に勝ってもらいたいと思ってしまう(ただのJFフリークか。こういう心理が共通するものなら、客が見たいと思う守護神やリリーフの存在は先発よりむしろ集客に繋がるのかも?)
新井のいた頃もそうだが、今の阪神は12球団一ヒットで繋げる打線だ。代打の左右2枚がしっかりしてるからか、投手交代の攻撃は面白い。5回あたりの代打を絡めた連打で逆転→JFKのパターンが今のベストな流れだろうか。バルと葛城は今ひとつピンと来ないが、矢野、桧山、高橋の「何かやってくれそうな感じ」がいい(特に甲子園)


しかし矢野は素晴らしい選手だなーと思う。お世辞にも打撃の天才とは言えないし、むしろ手打ちで上手そうに見えない。それでも詰まっても落とす、しぶとく粘って捕手の読みで狙い打つ。矢野が無策な倒れ方をするのはあまり見ない。綺麗なヒットや一発を期待してるわけじゃないが、それでも得点圏での矢野には「ただでは帰らない」って意気が漂ってて好きだ。目だった成績でなくても、矢野が下位打線に鎮座いるのは投手にとって嫌な感じだろう。下位打線バッターの鑑なんじゃないかなとか、個人的には思っていたりするわけで。まぁ他の球団の下位打線をあまり見てないのはあるけどさ