アルジヤ

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

有名な作品ですが、100円だったので買って読んだ
あらすじはアマゾンにでも書いてあるかな。ずっとチャーリーの経過報告という形で描かれるんですが、彼の知能の上下で見事に文体が変えられていく。鮮やか。キースの想像力の豊かさと感性に驚かされる。んでまた最後、チャーリーが自分を失っていく中でも、最後まで彼の目線に徹して書き抜くところがまたこの上なく深い余韻を残すわけですよ。ほんとに……
自分が賢いと思っている人こそ読むべき本。人生の高速縮図みたいなもんだが、味わい深い本