瀕死

男のくせに冷え性で便秘がちなのが悩み
基本的に2、3日おきに出てくれるのだが、バイオリズムが狂うと5日ぐらい音沙汰がなく、いきなり電車や学校でうげぇというケースが多い。トイレに駆け込んだからってすぐ出ると言うわけでもなく、形容しがたい腹痛に10分以上苛まれるわけだが今日のは過去最大級

ここ何日か音信不通で、そろそろヤバいかなとか思っていたが、英語の授業中に寝冷えした(服の丈が短くて腹が冷えた)のが引き金になり、出そうにもないけど腹が痛いという状況に。耐えていればそのうち便意が出てくるので3時間目まで待ってみたのだが、痛みだけがどんどん増していく。下腹が痛くて体が起こせず、プリントに書きこむのも必死。それでもまだ耐えていたら、そのうち冷や汗が浮き出し、痛みでぬぬむらが何言ってるか分からなくなってきた
なんか警鐘が鳴り出したので保健室に行こうと教室を出はしたが、介添えを断ったのは失敗だった気がする。歩くと出そうとかそういうのじゃなくて、ただただ痛くて歩けない。エレベーターのボタンを押したあと這いずるように乗り込んだが、出た後数歩歩くとまた山が来てたまらず傘立てに座り込んだ。靴をはきかえる余裕がないので、また歩きだしたが、外気で冷たくなって更に痛みがアップ。全身に嫌な汗が出る。用務員さんの前でヘたり込んだら大事になるので、歩き続けたが、止まったら崩れ落ちかねなかった。柔道場まで来たら涙が出てるわけじゃないのに視界がぼやけ出し、膝周りに力が入らなくなって、保健室直前では視界がゆらゆらで半分意識が抜けかけ。平衡感覚もなくなりかけて、ドアがマトモに開けられず、ドカバキ激突しながらベッドに倒れ込んだ
おばちゃんがかなり驚いて色々詰問してきたが、こちとら身動きすら取れないし、喋るのもままならない。小声で腹が痛いとしか言えないわけで。まぁ20分ぐらい横たわってると落ち着いてトイレにいって何とかケリがついた。生徒禁制の本館のトイレはウォシュレットつきで、便座も温かくて、脳内で小田和正の「言葉にできない」が流れた


ベッドで悶絶しながら本気で救急車呼ぼうかと思ったが、まぁ何とかなって助かった。通学中なら多分途中下車して救急車呼んでたと思う

でもまぁ誰も他人の痛みなんか分からない。同じ痛みを味わってほしくもないけど。しかしあれだけ痛くてもまだ死にそうな気はしなかった。死を思わせるような痛みってのはあれよりも凄まじいのだろうか?おなか刺されたりとか……

それほどの激痛が伴うなら死ぬなんて本当に嫌だ。極度に腹が減ると痛みになるというが、似てるのかもしれない。何人も何人もあんな痛みを感じながら死んでいってるんだな……嫌になる