和解案

 ひたすらに一律救済にこだわる原告と、行政的な判断から決して一律で救済しない政府。それなりにお互い折衷したように見えるが、いや主に国側は。和解交渉は決裂ですか。舛添大臣も大変やね

 年金と肝炎訴訟で火の車になってる舛添厚労大臣。私自身はどちらかというと同情的にみているけれど。世間はどうなんかな?公約違反で退陣だのといってるけど、舛添さんを引きずりおろしたところで年金が返ってくるわけでなし。この炎上ポストに誰がつくというのかねー

 福田総理の支持率も結構落ちてるらしい。個人的にはああいう余裕のある飄々とした人は好きだけど、信頼感や何かやってくれそう!ってオーラに乏しいのは事実だ罠。試練だね

 肝臓に疾患を抱えながら、常人であっても精神的に苦しい大裁判を続け、被害者の一律救済を求めて戦う人たちの心境や、志半ばで肝炎で亡くなった人たちの無念を思えば、是非全員が救われるようにして欲しいとも思う

 今の政府案(7割には国家賠償、後3割には30億を勝手に分配してもらう)で悪いのか、っつーとどうなんだろう?全員一律・線引き無し。浪花節は美しいけど、裁判所の和解案を突っぱねてまで意地を通して争うのはどうなんだろう。いや彼らの怒りを思えばそりゃそうなんだが、国の役人さんらにとっちゃ、頭の痛い問題だな

 原告団フィブリノゲン問題が解決すりゃ後は知ったこっちゃないが、政府はあらゆる薬品に対して責任を持っているんだから、他の薬の副作用問題に波及したらなぁ(副作用ってレベルじゃねぇが)

 フィブリノゲンが投与されたか記録が残ってないC型肝炎患者にも救済を要求してるのか?だとしたら「俺肝炎だけどフィブリノゲン打たれたぜ、いやカルテはねーんだ、くけけ」って下衆野郎にも税金を分けなきゃならんのかしら?一律救済したらハイエナやピラニアのように群がるゲスが出るのは目に見えてるから、役人も出来ないんだろうけど

 危険性が分かる以前の責任まで問われたら、ただでさえ新薬が通らない日本なのに、余計に新薬通らないじゃん。アメリカに行けばある薬が手に入らないばかりに苦しんでいる人たちだっているし、未認可の新薬が手に入れば助かるんだって患者も大勢いるんだろ?日本には

 もう「役所の論理」VS「被害者の怨念」という形になりつつあるし、それを政治的な勢力が利用して与党批判に結び付けている。なんか、心の底から道場できないわだかまりがある


 2ch見てみたら結構ネットウヨと同じような発言になってるな俺w自重しなくちゃ