欧州とか近況

絶対的エースのティエリ=アンリが抜けたアーセナルだったが、若いチームが勢いに乗りCLでも国内でも無敗。今や世界最高峰のボランチに成長したセスク、往年のトラップアーティスト・ベルカンプを彷彿させるファン・ペルシ。ついに覚醒した次代の主砲アデバヨールなどが中心にベンゲル監督の理想とする美しいサッカーを続けている

去年のマンチェスターユナイテッドも絶対的エースだったファン・ニステルローイがぬけ、依存できなくなった途端にチーム全体が強くなり、一気に優勝した。「頼れるアイツもいないし、俺も点取らなきゃ」みたいな自覚が生まれるのかな?自覚すれば点取れるってもんじゃないが、その辺はもう才能があるし。去年のC.ロナウドとか

イングランドは名将モウリーニョが、オーナーのアブラモビッチ(世界50傑に入る大富豪)と決裂し、チェルシーを去った。アブラモ自身の盟友であるシェフチェンコ(セリエAでは"ウクライナの矢"と呼ばれ、ACミランのエースとして活躍。プレミアリーグには慣れず、不調)を巡って対立してたし(そもそも60億で取ったこと自体モウリーニョは不服。でも不調だからって使わないとアブラモが怒る。チェルシーは彼の個人コレクションみたいなもんやから、権力は絶大)

今期は序盤から躓き、それがアブラモにとって格好の解任チャンスになったようだ。実績を残してる監督を切るには大義名分がいるしな。岡田とかも大義名分がないから切るわけにもいかない

スペイン最高のストライカー、フェルナンド・トーレスを60億で取ったリバプールも苦戦中。徐々に回復しつつあるが、CLにせゆリーグにせよ、もう負けられない。一方彼が抜けたスペインのアトレティコ・マドリーは開幕から好調。実は疫病神なのか?

スペインはレアルが安定して首位。バルサは神童メッシがメキメキと力をつけ、ロナウジーニョは落ち目になりつつある。エトオも負傷離脱で存在感を失いつつあり、何かとチームとしては穴がある感じ

イタリアはミランが言い訳できない不振。ジラルディーノはどうにかならんのか。復活したユベントスが3位につけ、相変わらず戦力値が頭一つ抜けているインテルが首位。ローマは2位

ドイツでは大型補強をしたバイエルンを誰も止められない状態