佐賀北ミラクル

佐賀北が逆転!ミラクル優勝!すごい!のですが、正直あの押し出しは無いと思うんだ(8回の佐賀北1点目。直後副島が逆転満塁HR)

甲子園の審判はボランティアだそうだ。佐賀北は知る限り二度試合を決める"際どい判定"をもらっている。帝京戦のスクイズ阻止と広陵戦の押し出しフォアボール。前者が無ければ帝京が勝っていただろうし、後者が無ければ7割方広陵が勝っていただろう(満塁弾が仮に出ても同点だし)

高校野球は"教育"の一環だという。日本においてスポーツは全体にそうだ。だから審判はボランティア(What a beautiful word!)だし、タバコもダメ。審判の判定にも意義は差し挟んじゃダメなわけだ。高野連はスポーツ特待も弾圧する

 しかし高野連は"強く逞しい少年たちがアツい青春汁を流し辛い不運にもめげず困難に立ち向かう"という高校野球の理想像を守ろうとするうちに、何かはき違えた気がする

ボランティアの審判、いい響きだ。健気な少年たちの試合のために、自ら暑い中頑張ってくれている。あぁ彼ら審判の無償の愛ありてこそ僕たちの試合は成り立っているんだ!こうして高校生は感謝の心を……(ry

重大な試合にはそれ相応のジャッジを雇うのは当たり前だと思うのだが。ジャッジが信頼できるからこそ、スポーツはやってて楽しい。入場料が高くなってもいいからボランティア審判はやめてやってほしい

スポ特はスポーツにおける奨学金と同じで、これを否定したらスポーツに打ち込み、いつか大舞台に立つんだという少年の夢はどうなるのか。スポ特をやめようてのは大方"一部の高校が優秀な生徒をかき集めていて、他の公立学生の可能性を狭めている"というとこだろう。だがスポ特があろうが、努力しなければスカウトされないわけだ。というか貧しくて、野球しかできないんだって少年が、結局近所の公立高に埋もれて、誰にも見られることもないって言うのは悲しい。それに選手が育たず、プロ野球のレベルも下がる

何が教育か。僕にはいまいち分からないが、少なくとも高野連の行動の中には教育じゃなさげな物が多い気がする