古文雑知識

源俊頼――俊恵――鴨長明
無名抄:歌論書。「幽玄」の意義を説く
方丈記:三大随筆の一。方丈は四畳半の意。和漢混交文
発心集:仏教説話集
安元の大火、樋口富小路大極殿民部省の場所、公卿の人数
福原京の場所
山=比叡山延暦寺

正徹物語:二条・京極・冷泉を否定。「余情妖艶」を理想とする。1450年ごろ成立

楚辞:中国戦国時代、長江中流域の楚で起こった文学。楚の愛国詩人屈原とその流れを汲む人々による個人の文学(対して「詩経」は集団の文学)である。浪漫的・空想的な中に憂国の激情を歌う作が多い
屈原:懐王に仕え、楚の王族を統率する役職に就いていた。しかし讒言を受けて追放され、祖国を憂いながら、最期はシ日羅(べきら。なぜか変換できない)の淵に身を投げた。代表作に「離騒」がある。愛国詩人として後生の知識人の尊敬を集め、楚の民にも慕われ続けた。伝説多数。ふき流しやチマキ、五月五日に行われるボートレースも彼の伝説に由来したり。有史以来初めて歴史に名を残した詩人でもある
和光同塵:知の"光"を"和"らげ、俗世間の"塵"みたいな人々に"同"化して交わること。老荘思想、隠者の考えである
柳宗元:中唐の詩人(773-819)。河東出身。左遷に次ぐ左遷を受けた
そ:人人且。まな板の形をした膳。"そ上の魚"ということわざがある。意味は"まないたの鯉"と一緒
角(傷−イ):さかづき。杯
零陵:湖南省の地名。北緯25°東経112°くらい。屈原が身投げした川(湘水)のほとりにある
考積幽明之説:官吏の能力や成績の優劣を調査判定する朝廷での評議
連衡策:秦の張儀の策。秦が他の6ヶ国それぞれと個々に友好を結び、各個撃破する
合従策:蘇秦の策。六ヶ国同盟を作り、集団防衛策