Videos killed the Radio stars?――否ッ!

FM聴いてたら昨日放送した(らしい。聴いてなかった)いじめられてる子を助けてあげた高校生の話を聴いた13歳の子が、その子がいじめられてる子に勇気出して話しかけてみた、みたいな話があって不覚にも涙腺が緩んだ

もし俺がその子だったら本当にうれしかっただろう。いやまぁ当時の俺なら善意を疑ったかもしれないし、つっけんどんにしたりして後悔したりしたかもしれない

 いじめられてる人間に話しかけるのは勇気のいることだ。自分もいじめられたらどうしようとか思ったり、クソカスどもの嗜虐的な有毒目線が目に入ったりしたら、しり込みしてしまうのは当然の心理だ。当時の俺でさえそんなことを他人に期待してなかった

だが小学校当時の数少ない友達のことは今でもよく覚えている。交流は絶えたけど、何かの機会があればまた会って、礼の一つでも言いたいとか思ったりする

彼らは別に俺を積極的にかばってくれたりしてはくれなかったが、感謝こそすれ全く恨んではいない。なら本当にかばってくれたり、言葉で慰めてくれたりしてた人間は絶対に忘れないだろう、一般論として

 まぁカスどもと綺麗サッパリ縁切りするために受験勉強も頑張った(いや不真面目でしたが)わけだが、この学校まで来ても近くでいじめがあったって聞いた時はひどく情けなかったし、悲しかった。しかも被害者が親しい友人だってのを、中3になるまで知らなかった、ってか当人から聞いて知った時はかなりショックだったし、そのことは今でも情けなく、すまなく思っていたりする。ごめんよ


しかし音声だけでこういう話を聞くと、泣けてくる。音は文字よりも強く、映像より純粋だ。ラジオってのがこれほど心に響く媒体だとは思わなかった。"Video killed the Radio star"と言う歌を昔天テレで聴いたが、そんなこたない。ワンセグが広まろうが何しようが、Radio starは死なないと確信した