眠たいことで

 早実、鹿児工。キャラの濃い2校が順当に駒を進めた。連日の投球ながら安定感を崩さず150球近く投げきり2失点に抑えたクールな剛腕に脱帽。相変わらずいいキャラしてる代打屋にも拍手。鹿児工の監督は「まさかここまでくるとは思ってなかった」みたいなことを言っていたが、やはりムードを変えるキャラの存在が流れに左右されやすい甲子園で大きく影響したのかも。

 てなわけで準決勝は駒大VS智弁和歌山早実VS鹿児工というカードに。球史に残る激戦の末、帝京を打ち破った智弁打線に崖っぷちエース田中は勝てるのか。しかし苫小牧もサヨナラを呼び込む粘り強さのあるチーム。田中の打たれながらも捨てない闘志、チームの一体感が勝利を呼び込んできた。最後まで目の離せない展開になるかも。個人的には智弁かな。

 そして早実のクールな剛腕はアツく哮る九州男児の勢いを崩せるか。早実はエースの斉藤をはじめとする堅守と安定感と粘りもある打線、勝つべくして勝ち上がってきたチームだ。対する鹿児工は監督自身が認めるように「よくぞここまで」というチーム。実力は早実に分があるだろうが、鹿児工は常に流れに乗って強敵を破ってきた。意気も勢いも間違いなくベスト4では最高のはず。疲労の蓄積する斉藤を捉えられれば何が起こるか分からない。個人的には早実かな。


 それにしても今日の阪神対ヤクルトは昨日の帝京対智弁の焼き直しみたいだった。最後の押し出しサヨナラもそっくりだ。しかし壮絶な負けっぷり。。