カラオキェ

　運動部は忙しいらしくメンツが集まらなかったのでid:shourinjiとid:Tozanakiと一緒にカラオケに行く。

　Tonazakiはアニソンぐらいしか知らないかわいそうなひとだが、shourinjiはまぁまだマシで率は４０％くらいだ。もっとも近頃の流行に合ってないのであんまりまっとうともいえないが。

　悲しいかな。何か近頃喉が不調で耐久力が非常に低い。ちょっと気合入れたらイカれて困る。その点Tonazakiは持ちがいい（声量は無いが音域も広い）ので多少羨ましい。

　まぁ歌った曲としては妙にサザンやったりミスチルやったりこの世代で知ってる奴がわずかしかいないような曲を歌ったり、ダラダラとやってたわけです。

　んで、shourinjiが太古のアニメ「ハレのちグゥ」の主題歌だった曲をネタだとか言いながら歌ってると、女子高生がドアを開けたわけで。

　ケータイの画面を見つつ後ろの子らと喋りながら一歩踏み込んだ先頭の彼女は中で怪しい曲（多分何かは分からなかっただろう）を歌う見知らぬ人影に驚愕し、あわてて謝りながらドアを閉めて立ち去った。

　後には大爆笑している俺と苦笑しているTozanaakiとソファにぶっ倒れたshourinjiが残された。

　演奏を停止したshourinjiは「ちょっとトイレ逝ってくる」と言って外に出た。で、帰って来た彼は「ドリンクバーの前で謝られた」と言った。

　あまりの気まずさに笑わざるを得なかった私は仕方なく「うめぼし」を歌って部屋のムードをガタッと落とし、曲を入れる奴がいなかったので改めてかすれ声で「負けないで」を歌って何とか少しは回復した。