デジモンアドベンチャー 僕らのウォーゲーム〜〜

 メイドスキー尊師のアツいプッシュもあって童心に返ってほとんど文化外であったデジモンを朝っぱらから観た18歳ですが、いや、脱帽。40分をこれほど濃密に作り上げる細田監督の技量はすごい。

 どんどんと力を増す敵、一向に集まらない頼れるはずの仲間たち、迫るタイムリミット、世界中からの期待とプレッシャー……次から次へと畳みかけるように迫ってくる逃げ場のない戦い。背筋に脂汗が浮きかねない焦燥感、絶望感の中、膨大な敵の前になすすべもなく……。クライマックスの太一がデジタルワールドに入ってく瞬間の演出は必見。
 40分間全く目移りさせずに限界まで画面に集中させきる、そういう風にできた映画だと思います。2時間映画で伏線こねまわしても子供はついていけないし、タイアップもあるしで、シンプルな筋書きながら最大限のクオリティを出してる感じ。戦いが終わった後の安心感がホントにヤバいw
 あ、ちなみにアニソン界で有名な、和田光司の「Butterfly」がOPです。その辺も含めてお楽しみあれ。まぁ時間あたりのレンタル料が3倍になるっていう地味な問題もあるけど、損はしないです。