漢文とか

 こういう形式の漢文はあまりテスト対策でやってないから模試とかの時に困ったわけだが、まぁ結構いいテキスト、というか加齢臭がしそうな緑色の解説書がかなり便利
 それにしても中国の昔の弁士はたとえ話が好きだな。確かに王とかにズバズバ言ってたら「鼻持ちならぬ輩」認定されそうで困るから、たとえ話の間に気づいてもらってAHA!みたいな展開を期待しているのか。それとも巧みなたとえ話は教養と知識、応用力の裏づけとして、説得力を持たせるため使っているのか。まぁ引用は自分の教養を示して相手を唸らせたいときに非常に便利な技だけど(ex.自由はサンテンの空気に似ている)

95:「命」が「命名する」なんて気づくわけないだろ!送り仮名問題は大意を汲んでから解くと楽
96:乱の旧字体ってか古字体を最初乳って読んでた。「獨」が反語強調
97:余の古字体とかがキツい。「衒」は要チェックか。「墨守」という熟語も知識として。あとは「且」で”かりニ”。ポイント多
98:有能な部下を惹きつけ最高の力を発揮させるのが君主の務め。なるほどリーダーが自分の才が部下より優れていることに慢心していてはいけないよな。文章は楽
99:省略が鬼のように多く一読では絶対理解できない。解説書必須
100:全般的に言えることだが、末文を一度見てから読み始めるほうが分かりやすい
101:「意」で”そもそも”。「胡為」で”なんすれゾ”が難。よく言われることで、「身近な目標を立てて一つ一つ確実に超えていけば、遅い早いの差はあってもいつかゴールできる」っていう話。問4は知識問題
102:よくある君子論。論語の中でも言われている話(まぁ荀子孔子嫡流みたいなもんだし)末文の「修身」って言葉に集約されそう
103:個人的に理解にすごく苦しんだ。弁者の喩えが微妙にズレているように見えたりする。関其思は王の欲求を見抜く聡明さが仇になって殺され、隣の親父は当たり前のことを指摘してやぶへびになった。前者の例の含蓄が後者の例よりだいぶ多いため、対比として微妙な気がする。「処」は”ところ”だけでなく”処理する”の意味もある点に注意
104:昔出た問題。「可」の多義性を利用して詭弁を弄する話
105:忠義を超えた優しさや情け深さが評価されている珍しい話。今風の人間性が伺えてちょっと貴重な感じ。忍ぶに活用が二つ
106:大は小を兼ねる。以上
107:飾らない素朴さこそ、本質を伝える。塾のパンフのクリアファイルだけもらわれるような話。でもパンフだけ渡してもやっぱり捨てられるんだが
108:自分の身のことになると人間冷静さを失って、つじつまの合わないことをやってしまうという教訓。「不死の技の持ち主が死ぬとかwww」って矛盾が分かればOK。その点は104での詭弁と似ている