歴史について色々と

世界史Aは日本史Aみたいに近代史オンリーにして、現代社会と密接にリンクさせた方がいいのではないだろうか?
現代社会の問題を知る上で歴史を踏まえないことには何も始まらない。アフリカの貧困解決だって、60年代の華々しい独立の後何が起こったか知らねばどうしようもない。そういう今の社会に通じる課題からさかのぼってこそ、歴史を知る値打ちがあるのでは、みたいな話を親と延々していて全然社会勉強できてませんパネェw

情勢と精神性を追って必然を辿っていくのが歴史の醍醐味であって、それを感じさせない文字の羅列をしたところで、意味はあるまい。古代の官僚制の名前だけ覚えるよりは、味気ないといわれる文化史のほうが、まだ有益だ。そりゃ「ストア学派」の存在意義を知らずに名前だけ覚えていても、得ることは少ないけど
ペリオイコイがヘイロータイを支配した。それだけが教科書にはある。なんだそれは。古代史を読んで行くうちに失望していった。こういったことを覚えるために「歴史」を学びたいわけではない。ペリオイコイとヘイロータイのエピソードやその底流の発想、それがどういう事例と共通していて今に蘇っていたりするのか。そこまでやって知識は生きたもの、有機的でしなやかな、応用可能なものになるのではないか?

今の世界を眺めるだけでは分からない一つ一つのバックボーン。理解度を数倍に膨らませて、また様々な部分を結び合わせて繋ぎ合わせていく、強固な知識体系を作ってくれるような知識。そんな知識を学びたいと考えたら、受験世界史は無益ではないが、夕方にも言ったように、余りに量が多すぎる。近代史は大好きでも、そこに繋がるまでを延々と覚え続ける時間があれば、今の世界を地理で学びたいと思ったりした。近代史は自分で勉強できるし、そういうのこそ本やwikipediaの出番だと思う

結局ダルイめんどいを修飾したにすぎず、了見が狭いといえば狭いのだが、どうせ受験科目なんぞは人為的・便宜的な枠組みにすぎず、そこまで本質ではない。中間が終わったら、一度M宅や担任にでも相談しよう