作文制作法

O師が苦言をていすには、直接体験だの感性だの、求められてる"高校生らしさ"を理解しるとのことだったなー

しかし聞いてると何かしゃくに障る、釈然としない気持ちになった。結局選ばれた作品はたいてい何がしか特殊な体験を持った奴だ

 日常の体験の中から、感性だけで、どれだけインパクトのある作文が作れるか無理だ。句読点も挟まず即答できる。エッセイで食ってる奴でもない限り、"水道水"とかから読み手を唸らせる名文は出るまい

 作文コンクールで通るには何か特殊なことを"体験したことにする"のがおそらく最短だろう。脳内で作った"体験"にどれだけリアリティを持たせられるか。要するにウソを真実に見せる技術が試されるのだと思っている

んなことを教壇でいえるわけないが、これもこれで想像力と論理力、文章力が試される高度に知的な作業だと思う

 かといって俺がでっち上げたかと言えばそうでもないけど。ただ体験は無くても、結構真剣に文章考えたし、労力は費やした。意志の伝わる文章になったし、今読み直しても悪くないと思える("完全に想いを伝える"技術というテーマだったか)

だが結局そういう色々と大きなテーマを考えることは求められてない。高校生ごときにそんなこめの何が分かるってとこだろうか。僭越な真似はするなと

だが何か、そんなむげに下ろさないでほしい。高校生にしちゃ内容が僭越かもしれない。でも体験がそんなに大事か?高校生らしく健気っぽく?

長々と作文を書くのに自分にウソをつきたくはない。自分を直に叩きつけたものが認められないなら、それでもかまわないが、やっぱり何か寂しい。歩み寄る気がないのに向こうに期待するのは甘いしおめでたいとは思うけど、やっぱり何か……な