方丈記

方丈記を読み終わったが、結構いい話だったな。対比や比喩をテンポよく使った歯切れのよい洒脱な文章は目指すところでもある

古文は現代文と違って、係り結びや助動詞の関係で文末の形にバリエーションがある。現代文じゃ万能助動詞「た」が大活躍するが、古文では「たり」「けり」「り」「き」などなどに加えて各種係り結びがアクセントになる

日本語ってのは語順や形式の制約が少なく、詩に適した言語じゃないかなと前から思っているが、古文は輪をかけてテンポがよさ、言葉や音も豊富だ

わずか31音でこれほど深く豊かな世界を生み出せる詩は世界にも稀なんじゃないかな。あんまり詳しくは分からないが

 日本古来の言霊信仰、歌に霊力があるとかいう考えもなんとなく頷ける。うまく説明できないからこのまま流すけど、そのうちゆっくり考えてみよう