古文のでそうな

従者の童、すでに逃げたり
人きはめて多かりといへども、これに似たる童なし
閉ぢつ開きつ入ることを得ず
定めて我をたばからむとするなめり
堂にたばかられたるが妬きによりて、かくしたるなりけり
わが代にして失せぬることと思ひ嘆かせ給ふもことわりなり
ただし、人盗み取らば持つべきやうなきことなれば、
人みな静かなる後に、博雅、清涼殿にして聞きけるに(なぜ博雅がそんな時間に清涼殿にいたのか)
定めて鬼などの弾くにこそあらめと思ふほどに、弾きやみぬ
その気色あらはにぞ見ゆなる
京都の地理(朱雀門、宜秋門、羅城門)
頼光四天王の本名など
酒呑童子vs頼光+四天王+藤原保昌
斎院・斎宮
京都三大祭
これらをやむごとなき者にして、後前に立ててぞ使ひける
いかでか今日物は見るべき
下簾を垂れて女車のやうにて見むはいかに
三人ながら、いまだ車にも乗らざりける者どもにて
すべて堪ふべきにあらず
声、けはひ大きにて男声なり。すべて心得ずと思ひける
また帰さの車飛ばし騒がむに、我らは生きてはありなむや
かくかなしくして酔ひ死にたりける、をこのことなりとなむ、語り伝へたるとや
いづ方へ行くべしとも覚えざりければ
定めてよも人にはあらじ
ただし、我らはそこそこにある尼どもなり
茸のありつるを見つけて、物の欲しきままに、これを取りて食ひたらむ、酔ひやせむずらむとは思いながら、飢ゑてしなむよりは、いざこれ取りて食はむと思いて
これきはめていぶかしき(=不審・つまびらカナラず)ことなり
朝夕伺候しけり
殺さじとてこそ矢はあてね、今生き返りなむ
降人に参りたりとも、もとの意趣は残りたるらむものを
思ひ切る害心もあらば、いかが
宗任いかにも思ひ寄るべくもなかりければ、互ひにかく身を任せけるにや
いかが計らふべきと思ひゐたるに
はふはふ逃げ失せにけるとなむ
五節句
相撲の格づけ
権、大弐
背など大きになりぬれば、左右なく最手をも賜り、その脇にもまかり立つめり
不肖の身、今度すでに最手の脇を許されぬ
ただ道理の推すところを申すばかりなり
伊成は袖をかき合わせて畏まりて、なほ父の気色をうかがひけるを、父、「弘光がかやうに申すうへは、ただ試み候へ」と度々言ひければ
たぢろがざりければ、戯れにもてなして
諸人目を驚かし、心を騒がしてさざめき合へるほどに
最手の脇などに昇進したるものをば、公家なほたやすく雌雄を決せられず。
いかにいはむや、私の勝負に生涯を失はする、狼藉の至りなり。