本片手

近頃ハイペースで本を読んでいる。2週間で6冊に雑誌2冊だから、2日に1冊は読んでるペースか。ちなみに中1からの総ページ数が6桁に到達した(夏休みのキーリⅧで)。

 ノートに書いてある昔読んだ本を見てみると何か感慨深い。中1の頃は1年で55000ページ読んでいたようで、1日300ページとかもあったようだが、まぁラノベとかの軽い本が多かったし、かなり流し読みだから密度が低かった。読む本や読み方の密度は今の方が濃いだろう。

 一学期はろくすっぽ読まずに暇していたが、それに比べれば有意義に電車内や暇な授業をやり過ごせている。地学の先生ごめんなさい。とりあえずよかった本を少し

アル中がアル中を描いた本。作者の強い思いがこもったような感じで、心に残った。忘れられない作品になりそう。

本当に少しですな。今読んでいる公民の方おすすめの「アーロン収容所」も興味深い。作者の観察は鋭く、表現も的確で、イギリス人や日本人の人間性がよく浮きぼりになっている。まだ半ば過ぎだが、なかなか考えさせられる名著だ。近頃文庫化されて青反吐が出るような帯(国家の品格と同じような)がつけられているらしいが、国家の品格は数学者の一意見にすぎず、これは歴史学者が捕虜体験から導き出した日本論だ。厚さが違う。