あらしのよるに

 ヤギだとか言っても結局オオカミじゃねーか。

 あのロリコン常習犯のペルー人に下った判決は何たることか無期懲役。日本の無期懲役は15年もすりゃ出てこれることで有名なゆるゆるな刑罰。こんなだから台湾の売人に「にぽんの警察やさしアルネ」とか言われんだ。

 「ペルーでの件は実証できず、採用されなかった」拳を握り締め震わせている、怒りを押し殺した父親の言葉が印象的だった。幼い愛娘を犯されて殺された父親の心境が分かるわけもないが、それを見ていてやるせなさとヤギや司法やらに怒りがこみ上げてこない奴はいないんじゃないかと思う。

 こういう事件にこそ裁判員制度が必要なんだろう。一人殺して死刑になるなんてダメだとか、そんなゴタク抜きで。あのヤギは裁かれるべき罪人だし、アレを遺族の払ってる税金で生かすのはあまりに酷だ。俺が遺族なら絶対に嫌だ。

 判決後のヤギのパフォーマンスにしろ、奴は遺族だとかそんな物には何の興味もないようだ。もちろん検察は控訴するようだが、あの態度も含めて勝負して欲しい。

 何となく短絡な感じの仕上がりだが、正直言ってムカムカする話だ。奴の都合を考えて同情してやるほど感情がまだ落ち着いてない。

 今はあの"悪魔"が地獄におとなしく帰ってくれることを願うばかりだ。