森本小ネタ

  • 4回

京極中納言入道=藤原定家(?新古今?新勅撰)
その子為家(??)
二条家[懐古的、シンプル]:為氏(?)→為世(??、兼好の師匠)
京極家[革新的]:為教→為兼(?、二度流罪になる、日野資朝に羨ましがられる)
冷泉家[二条為氏・京極為教の異母弟の家系、現在も存続]
日野資朝:後醍醐の腹心、破滅的で陰湿な歪んだ人。佐渡流罪された後そこで死罪
西園寺内大臣佐幕派の新興貴族。倒幕派日野資朝とは険悪

  • 5回

あやしのしづ山がつ:漢字なら『賤しの賤山賤』
猪のしし:鹿のししとセットで。襲われたら危険
衆議判:載せる歌を選定する時の合議のこと。新古今集の時は後鳥羽院
歌合:左右に分かれて歌を出し合い優劣を競う。引き分けを『持』という
梁塵秘抄後白河院が選定した歌集。庶民的な歌が多い
糸によるものならなくに別れ路の心細くも思ほゆるかな:紀貫之が詠んだ古今の歌くづ。"糸"と"別れる"は漢文の世界に元ネタがあるかも
冬の来て山もあらはに木の葉ふり残る松さへ峰にさびしき:新古今の歌くづ。主述×4という構成は稚拙だが、長寿・力強さの象徴である松の寂しい心に焦点を当てる感性が評価された?

  • 6回

三木三鳥:かわな草、をがたまの木、めどにけづり花、よぶこ鳥、ももち鳥、いなおほせ鳥のこと。不詳。古今集の大きな謎
ヌエ:FFのキマイラみたいな奴。頭は猿、体は狸、手足は虎、尾は蛇、声はとらつぐみ。太平記源頼政が撃ち殺したエピソードがある
鎌倉の右大臣家へおくられ侍る一巻:源実朝に送られた『近代秀歌』
顕昭:詞華集の撰者、藤原顕輔の子。学者肌の家系
金翅鳥:カルラ。RPGでよくみるガルダの語源。仏法の守護神で竜を常食するという体長2kmの架空の巨鳥。常に火を吐くとか
伽陵頻:仏教の想像上の鳥。妙なる声で鳴く女顔の鳥
山寺法師:山寺は比叡山延暦寺。法師は坊さんの最低位。高僧である顕昭を蔑んで言っている
当家:御子左家のこと。最高の血統。為氏の代で二条、京極、冷泉の三家に分裂

  • 7回

大福長者:金持ち。土地持ちではないことに注意
徳:ここでは富のことを指す
ようそ:悪性のできもの。浅くて広いのが"よう"で深くてキツいのが"そ"。ごっつ痒い
究きやう・理即:天台宗で悟りに至る6つの段階(六即)の最高位と最低位
文:銭の最小単位。100文で一ヒキ、1000文で一貫文。96枚で100文扱いする風習がある

  • 8回

四十九日:死後49日間は転生先決定までの準備期間(中陰)で、中陰が満ちる日として最大の法要を行う
剣:両刃の武器。エクスカリバーとかが有名。断面が菱形なので同じ幅の片刃より遙かに衝撃に弱く、肩も叩けない欠陥製品。まぁ世界最強の"刃物"は日本刀ですから(刀で槍に勝つには相手の3倍の実力がいるらしいが)両刃なので確かに使いにくいが、持ち上げたからって首が切れるって考えるのはこれもおかしい。鉄パイプは振り上げる度に首を直撃するのか?
刈田狼藉:何、土地が俺の物じゃない?でも上の稲は俺のもんだからな!ってことで田を刈り取る嫌がらせ