田中vs中田

常葉菊川 2−1 大阪桐蔭


戦前の予想通りの結果ではあるが、中田が去るってのは残念


 桐蔭の打線は強烈だが、中田が打たないと火がつかない感があった

 でも中田はハンカチの時で分かったように制球のいい香具師を打ち崩せない(結局ラッキーヒットさえでなかったし)

 田中の投球技術の高さは今治西戦で明らかだから、凡打の山だろうと思ってたらまさにそうなった

 中田が投げた分失点はくい止めた(先発が石田なら惨敗)が、コントロールが悪いとどうしても2〜3失点はする(ex.井川)打線がそれ以上取らないと勝てない。

まぁ打線の成績を見たら4点5点は朝飯前って感じに見えたが、やっぱり中田が打たないと打てないんだな。

 1点ビハインドで迎えた9回裏の表情は余裕がなく、プレッシャーがありありと窺えた。個々の精神力は決して高くなく、どこか中田頼みなとこがあるのかもしれない。絶対的存在がいるチームは得てしてそうなりがちだが……

 投手力や守備力もだが、骨の髄までの「中田依存症」から脱しない限り、桐蔭は「惜敗」止まりだろうな


一方の常葉菊川のエース田中、彼がMan of the Matchだろう。球はぶっちゃけ遅いのに、桐蔭打線は面白いように下を叩いて打ち上げる。やはり無駄球を投げない制球力があってこそ投球技術や配球は真価を発揮するんだな

名前だけでなくスタイルも中田とは対称的だった。やはり投手はコントロール。中田はスライダーだけじゃなくシュートもキレるし、ストレートも速い。見た目の派手さなら田中の比じゃなかったが、それじゃ勝てなかった

桐蔭は豪快に見えて脆かった。夏、完璧なチームになってれば面白いんだけど


とりあえず残るは6校

帝京┐
├┐
広陵┘│
   ├─┐
大垣┐│ │
  ├┘ │
関西┘  ├優勝
     │
熊本工┐ │
   ├─┘
常菊川┘


優勝するとしたら帝京。機動力は32校随一だし、投打守どれも安定してる。こういうチームこそ王者にふさわしい

これだけ大物を喰ってきた常葉菊川なら熊工には勝ちそう

大垣はきわどい試合が多かったが実力は高いが、関西も地味に強豪やしな。いい試合になるでしょう