何の役に立つか

　赤ん坊は日本語が何の役に立つか知らない。知らないが学ぶ。今ではその有用性をよく知っている

俺は物理が何の役に立つか知らない。知らないが学ばない。今もその有用性を知らない。

「役に立たない」という価値判断は何が根拠か？今の自分のものさしだ

学ぶことでものさしは増える。価値判断も変わる

「知識がないから教育を受ける」のが道理のはずだが、知識もないのに勝手に価値判断して放棄しているのが今の人たちなのかも

　内田樹『下流社会』、読むべし