伊藤翔

和製アンリと呼ばれる期待の新星、伊藤翔がフランス2部リーグのグルノーブル(去年大黒がいた)に移籍した。

イングランドの名門・アーセナルの監督(才能発掘に定評がある)にも認められた才能を秘めたFWだけに、さっそくアーセナルかと期待されていたが、まぁこれもおかしくはない。

伊藤は18歳で、自分と3歳しか変わらない。

 サッカーの才能以外は普通の高校生が、日本中のサッカーファンの期待を背負って、言葉も文化も違う外国の名門クラブに行き、親元を離れて日本人のいないとこで独りで暮らし、全くレベルの違うサッカーをしなくちゃならない、なんてのはあんまりだし。

そう考えると今回の移籍は妥当。大黒のいたクラブなら向こうも少しは日本人を知ってるわけだし、実力相応だろう。徐々にステップアップしていけばいい。あるいはベンゲルの息のかかったクラブなのかも知れないし(憶測。彼はフランス人なので)そうでなくとも、アーセナルはフランス人の多いクラブだ。その布石にもなっている。

とはいえどんなに才能に恵まれていても、18歳まで低レベルな日本の高校サッカーをやっていたってのは大きなハンデだ。

 19歳ですでに世界的なボランチとして名を馳せるフランセスク・ファブレガス(通称セスク。アーセナル所属)のような奴もいるが、彼はスペインで生まれ、物心ついた時からサッカーをし、才能のひしめくバルセロナの下部組織でもまれていた。そう言った若手に比べると遙かに不遇な環境にいたわけだ。

 まぁ彼が平山の轍を踏まずに才能を開花できるかはこれからの頑張りにかかってると思う(まぁスピードと技術のある選手らしいけど)

 まぁ欧州で軌道に乗るには3年はかかるかもしれない。次のW杯にレギュラーで出られるかが目標かな