読書メモとか

リサーチ・リテラシーのすすめ 「社会調査」のウソ (文春新書)

リサーチ・リテラシーのすすめ 「社会調査」のウソ (文春新書)

 以前読んだ「リサーチ・デザイン」のデチューン的なもの。具体例豊富に統計調査のウソの見抜き方を皮肉なタッチで記述している。


日本の難点 (幻冬舎新書)

日本の難点 (幻冬舎新書)

 フォローしながら著書読まんのもなと思って読んでみた。現実志向でアグレッシブな宮台氏の姿勢には何となく抵抗があったりもするんだけど、でも全く太刀打ちできなさそう、現状。当たり前だけど。とりあえず勉強せにゃね。

希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

 今頑張って読んでるところ。とても面白い。願わくばこれを1週間くらい前に読んでおければよかった。あうあう。

アンタッチャブル 〜金字塔ですよ〜

アンタッチャブル(通常版) [DVD]

アンタッチャブル(通常版) [DVD]

 1930年のアメリカ。禁酒法の時代。アル・カポネの時代。ゴッドファーザーもこの時期を描いていますな。この作品は連邦捜査官のエリート・エリオット=ネス率いる少数精鋭のグループ、通称『アンタッチャブル』が、腐ったシカゴを統べる巨魁アル・カポネを捕まる、実話をもとに作られ、TVシリーズや小説もある刑事モノ映画です。階段を乳母車が落ちていく間に、スローモーションで撃ち合う緊迫した銃撃戦のシーンはとっても有名ですね。

 アンタッチャブルというと階段の銃撃戦という話で、映像演出の素晴らしさが挙がるんでしょうが、音楽の盛り上げ方も、ショーン・コネリー演じる老警官を筆頭として生き生きと描かれているキャラクターも、全て魅力的なんですよね。マジでA級です。
 多分観るのは3回目なんですが、やっぱり名作って何度も観るもんだなって思います。当初はキャリアの青二才という雰囲気で「法」ばかりを重んじていたネスが、家族や仲間といった様々なモノを犠牲にしながら戦い続ける中で、クールな表向きは変わらないけど、確実にタフに成長していく姿。気がつけば「法」ではなく、「正義」のために戦う漢になっている、そんなことに気づいたりだとか。
 ネスを導き、狂気をも演じて悪との戦いを教える師であったマローン(ショーン・コネリー)の生き様は涙なくしてみれないし、若きアンディ・ガルシアもずいぶんにカッコいい。ロバート・デ・ニーロ演じるアル・カポネも素晴らしい。安っぽくないんですよね、描かれ方が。まぁかのドン・コルレオーネがそんな安いヤクザ演じるわけないんですけども。

 ただ終盤の殺し屋との一件はちょっと何だったのかなぁと思わざるをえないんですけどね。ネスさんやりすぎじゃないでしょうか。いや救いようのない悪党っているんだけど。

 とにかく、ゴッド・ファーザー1・2→アンタッチャブルみたいなノリで休日の一日を送ってみると幸せになれるかも!

千年女優 〜一途すぎて困る〜

千年女優 [DVD]

千年女優 [DVD]

 Fuse宅で観てみたアニメ。今敏監督作品その2。

 往年の名女優にその半生をインタビューするという形。彼女の出演した幾多の映画と、彼女の思い出、そして現実が複雑に交錯しながら描かれていく。一生一途に恋し続けた女性の物語。

 映画の思い出にインタビュアーのおっさんと助手が普通に参加しているというシュールな構造は今監督のらしさなんだろうな。どことなくコミカルさを加えながら、悲恋を運命づけられた女優の一途すぎる愛が重いー。

 人はここまで人を好きになれるもんなんだろうかねぇ……。でもそんなものなのかもしれない、という相変わらないED的感想。

宅飲み→観劇→愛国

 金曜。Fuseんちで3,4人でゴロゴロ宅飲みして、女装したFuseとごろごろして、特に会話もなくうねうねしたりしたり。サウスパーク劇場版を観て、ごろごろして寝て、起きて「千年女優」観て、学校行ってかぼちゃモブ演の芝居を観て、久我山の友人宅でナショナリストになってオーニィッポーして帰って寝る。遊び倒し。


 ぐちゃぐちゃした感情はわりと忘れ去った。また再起動したら独りカラオケするとしよう。


 かぼちゃの芝居は本当にクオリティが高かった。進学校における群像劇なのだが、脚本の主眼は「青春」よりむしろ「青春しきれなかった青春」に向けられている。公演が終わるまではネタバレしないからここまでしか言わないけど、誰もが持っている高校時代の悔いを射抜いていて、とても心揺さぶられた。


ホテル・カリフォルニア 〜私戯曲 県立厚木高校物語〜】
6/21 14:00~ 19:00~
6/22 19:00~
 東京大学駒場キャンパス内、駒場小空間にて
 http://www.lenis.info/~mercury/

 かぼちゃはエキストラとして2役、対照的な役を演じているんだけど、前半の部分も後半の部分も、不器用人間番付の大関かぼちゃらしく、いい役もらったなぁと思った。

 ここ最近観たストーリーで一番腹に来たのは間違いない。あとiktk師匠のあのノリが懐かしかった。

歌は(中略)文化だよ

 なんか寝付きも悪く睡眠も浅く、1限行けたのに倒れ、2限行ったのに寝て、テンションだだ下がりで地下書庫で鬱エントリ書いてたわけですが。

 まぁもう授業とか受ける気分では全くなかったので、三軒茶屋で行われているという筑駒の音楽祭に潜り込んでみました。
 灘中にも合唱コンクールはあるんですが、筑駒のは中学〜高校の6学年が全員かなりガチの合唱曲をビシッと白シャツ・黒ズボンで揃えてホワワワーと歌う、とてもハイカルチャーな感じでした。ていうかクオリティがどの組もやたら高く、ああ東京って文化だなと思わされましたが、いかんせん私に谷川俊太郎の詩に合わせて作ったような音楽を立ち見で聴くのは退屈でした。しかし指揮のレベルはちょっと灘のとは段違いでしたね。異様に躍動感あふれて自由奔放、メトロノームがわりでなくまさに指揮者って感じでした。

 高校生に元気でももらう(笑)というコンセプトで行ってみたのですが、実際自分が3年前に歌った時のこととか思い出して少し感慨ひとしきり。来ている人達はみな所得水準が高そうな感じです。灘もそうだったとはいえ、冷静に考えると長年ピアノをやってる伴奏者が必ずクラスに一人はいるって、ブルジョワだよね。

 御行儀よく、健気な美しさを持った合唱用曲で、きよらなるハーモニーを紡ぐ高校生たちを見てると、なんだか無性に対抗意識が湧いてきて、カラオケで独り、上半裸になってソファに立ちあがって暴れながら、ハンバーガーを貪りつつ冷房もつけずに大汗かいて歌ってきました。スラッシュ禅問答とか、タチムカウ〜狂い咲く人間の証明〜とか、労働者Mとか。それだけだと死ぬので平沢とかサンホラとか。


 とりあえず一度家に帰ってきて、これからまた折り返し友達んちで飲み会。翌日マーキュリーの公演みて帰ります。さよーならー。

頽廃したい

 ALSAの勉強会はなんとかつつがなく終えることができ、それなりに好評を得られて何よりでした。

 一仕事終わってもまぁ次があるし、AAにかこつけて放置していたタスクが残ってるんだけど、ここ1週間基本的に精神が頽廃気味。身体的にも精神的にも停滞していると何度も口に出すことで余計に精神的に停滞するような状況。

 何が問題なのかって自分でもよくわからないけど、多分単純に生活が不安定になってることかもしれない。夜更かしとか。

 何度寝てもねたりないし眠りが妙に浅い今日この頃。暑い。


 後ろ向きのことしか頭に出てこない。

 前向きになりたくない。

まーさーかーのー

 日本 1−0 カメルーン


 いやー、勝っちゃいましたね。正直予想してませんでした。

 本田の1トップといいつつ最前線で張り続けるというよりも、本田はよく中盤に降りたりしてて、むしろ大久保のが前にいたような。松井と大久保という日本のドリブルにまだ期待できる二人が結構チャンスメイクしてたな、と。シュートにまではなかなか結び付かなかったけど、1発目で決めれたのはラッキーでした。公式ボールと高地のおかげですねーw

 とりあえず日本の守備が結構安定していて、相手に全然チャンスすら作らせてなかったのは驚き。江藤さんの3人抜きや、終了間際のミドルシュートやパワープレーなど、際どいシーンは多々あったけど、カメルーンの攻撃はかなり不全になってたなー。江藤、サイドに張り付きっぱなしであんまり怖いシーン無かったね。よかった。
 守備のところを評価できるほど観戦眼が無いのが残念でならないんだけど、カメルーンは中央からのチャンスメイクがまるで機能してなかった印象、というかボールを持たせていなかったし、前線もよく消してたんだろうなー。長谷部や遠藤が中盤の攻防で勝利した、ってことになるのかな。中澤、トゥーリオはやっぱり優秀なんですね。中澤は特に要所で体張ってたし。あと何でもない球を取ってうつ伏せキープしてどや顔してた川島も、ラストのファインプレーはホントに救われた感じでした。いやー危なかった。


 観戦してて面白かったのは残りわずかな時に実況が「4年前と違うのはトゥーリオがいることですね!」といったことか。まぁエースが覚醒しなかったのはよかったです。今日はちゃんと壁してましたし。



 その前の試合を見る限り、今回のオランダは結構守備が安定してる感じなのか。デンマークの攻撃が単調だってのもあるんだろうけど、格の違いを示す試合内容だったと思われ。元から選手ごとのスペックは違うんだけど。まぁグループリーグは突破確定かー。次の試合、日本がどう戦うかってことになるけど、まぁあんまり無理すんなとしかw